アフリカの近代国家ボツワナとは?
ボツワナの概要
ボツワナとはどのような国なのでしょうか。
上記写真の地図の赤丸の部分がボツワナになります。
地理的には南部アフリカに位置しています。丁度南アフリカの上ですね。
国土面積は日本の約1.5倍で人口は約220万人。
主にダイヤモンド,銅,ニッケルまた畜産物の牛や羊を加工し輸出しています。
ダイヤモンド産出量ではロシア、コンゴに次いで第3位の約2,000万カラットあると言われ、GDPの約3割を占めます。
ツワナ族が約8割以上を占めておりボツワナの国名そのものが「ツワナ人の国」という意。
観光地としてサファリが有名です。
ボツワナがアフリカの近代国家といわれていますが、それは民主的な国でありまた政治も治安も安定しているため。
新興国の中でも汚職に厳しく腐敗も非常に少ないという評判です。
私が現地を訪れたときにも非常に平和な国だと感じました。(もちろん真夜中に一人で出歩くことは良くない)人も非常に穏やかですし一人で街中を歩いていても全然問題ないかと思います。
街中ではスラムなどもあまり見ません。
現地に在住している日本人の方から理由を聞くと、無職の方を対象にボツワナ政府が公共事業などで職を提供しているため、定職についていなくても金銭が得られる環境があるといいます。
ボツワナ市街地の様子。
アフリカの友人にボツワナに行くというと「Botswana is rich country」(ボツワナはお金持ちの国だ)といいます。なぜならボツワナはダイヤモンド輸出で財政が非常に安定しているからです。
アフリカ諸国のいくつかの国では資源の奪い合いが原因で紛争になっている国もあります。
ですがボツワナは非常に平和です。
ボツワナの場合、以前はイギリスに統治されていました。
1966年にイギリスから独立した翌年に世界最大級のダイヤモンド鉱山が発見され、
この資源を活用し安定的に発展へと繋がっていきました。
独立する前に資源が見つかっていればイギリスからダイヤモンドを搾取されていたかもしれません。
またボツワナはツワナ族が大部分を占めており民族間の争いがなかったことが平和である理由の一つだと思います。
ボツワナ投資環境視察ミッションに参加
さて前置きが長くなりましたが、
ダイヤモンドで豊かな財政状況を生み出しているボツワナですが将来資源が枯渇する可能性を考えて
資源以外の産業を生み出そうと政府が外資企業の投資を呼びかける活動を活発化しています。
その活動の一環として、2017年6月下旬、在ボツワナ日本大使館及びボツワナ投資貿易センターによる
「ボツワナ投資環境視察ミッション」が開催されました。
左の写真の「Masa SQUARE Hotel」でセミナーが開催されました。
右の写真は会場の様子です。
現地ボツワナから各省庁の大臣クラスやボツワナ投資貿易センターの代表者が自国の経済状況や注目産業、投資メリットをプレゼンしていました。
日本からは各企業の参加者が自社の製品やサービスをアピールしその後、名刺交換や意見交換会がありました。
朝から夕方までかなりの長丁場でしたが参加者にとって非常に有意義な時間だったのではないでしょうか。
セミナーの後、現地の小売市場のスーパーマーケット[Square Market]を訪問しました。物価は思ったより安くはありません。日本より高い商品もあります。
ボツワナは内陸国であることや野菜や畜産物以外は自国で製造せず輸入に頼っている面もあるため安くはならないようです。
現地で配布されている新聞記事を購入してみるとスーパーの「チラシ」がのっていました。
現地通貨である「1ボツワナプラ」は約10円ですので大体、キャベツは1玉100円、牛肉は500円(kg当たり)、ソフトドリンクが80円という感じです。
その他電化製品や衣類など大抵の製品の価格は記載されてありました。
もしご興味のある方は一度弊社を訪問し、この「チラシ」を見にきてみて下さい。結構面白いですよ。