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中国のアフリカ進出が加速

9月3日~4日に北京で「中国アフリカ協力フォーラム」の首脳会議が開かれる。中国主導の経済圏構想「一帯一路」にアフリカを組み込み、貿易戦争をしかける米国に対抗するねらいが透ける。

北京の街がアフリカ各国の首脳陣が来ており、合わせてアフリカの報道陣が多く中国へ訪問している。アフリカの代表団が宿泊する中心部の主なホテルは警備用のフェンスが取り囲む。北京全体がアフリカ一色になっている。これも中国がアフリカに対する熱量の表現だろう。今回の首脳会議は、トランプ米政権との貿易戦争が激化するなかで開かれる。中国が米国とともに国際社会を引っ張るのでなく、米国の保護主義に反対する発展途上国を束ねる場にしようとしている点が含まれているのであろう。

中国アフリカ協力フォーラムが2000年に始り3年に1度開催されている。日本は1993年に「アフリカ開発会議」を始めているが、中国が日本を意識していたとされている。アフリカに対する投資は日本よりも存在感が年々大きくなってきている。

日本は70億ドルの投資をするなど大きな努力を払っているものの、中国の投資額200億ドルと比べると中国には及ばないと指摘。しかし、「日本は経済援助というニンジンを使ってアフリカ諸国の支持を得て、国連安保理常任理事国入りをもくろんでいる」と主張した。これはアフリカ大陸に国連加盟国が非常に多く全体の4分の1以上も占めていることによるようだ。

中国側の説明によると、2017年の中国からアフリカへの直接投資額は31億ドル(約3500億円)。2003年からほぼ40倍の金額で、間接的な投資も含めれば残高は1千億ドルを超す。2017年の貿易額は1700億ドルに達し、アフリカにとって中国は9年連続で最大の貿易相手国となっている。今年、南アフリカのヨハネスブルクで開かれた中国・アフリカ協力フォーラムでアフリカに対して600億ドルの支援を表明している。

資源が豊富で人口増加がなお見込まれるアフリカ市場は「最後のフロンティア」と呼ばれる。今回の会議を機に中国がアフリカへの影響力をさらに強めるとすれば、日本もうかうかとしていられない。2019年には横浜で第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が開かれる。アフリカにおける中国の影響力はすでにかなり大きなものになっていると言われるが、日本もますます存在感を示していくだろう。

 

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